この体験談は「しくじり.com管理人はるとプロフィール」を先に読んでもらう方が流れが掴みやすいと思います。
高校時代に万引きをして退学になった後は、20歳を超えるまで万引き癖は抑えることができていました。
当時は人生で初めての仕事ということもあり、忙しくも充実した日々を過ごしていました。建築現場の仕事ということもあり、仕事終わりは疲れて寝て過ごすだけだったからかもしれませんが。
建築の仕事を離れて新しく営業の仕事を始めてから、僕の歯車が少しずつ崩れていきました。
おそらくブラック企業だったので、仕事のストレスから僕の押さえつけることができていた万引き癖が顔を出したのだと思います。
スーパーで万引きを繰り返す
ある日スーパーで万引きをしました。最初はバレにくいガム。
また別の日も同じスーパーでガムや駄菓子といった見つかりにくい小物ばかりを万引きしていました。
万引きした後は「これでお金が浮いた」という邪悪な気持ちを抱いていました。2度目の逮捕でバカなことをしていたと深く反省するようになったのですが、留置場に入れられるまでは反省の気持ちは皆無でした。
万引きをしたことがなく真っ当に生きて来た方には「とんでもない考え方をしている人間」と思われるでしょうが、これは万引き犯である僕が実際に感じていたことです。
同じスーパーでの万引きを繰り返していた僕は、スーパーの店長に目を付けられていたようです。それについては逮捕後に知ることになるのですが、当時はそんなこと頭にもよぎりませんでした。
万引きが見つかり逃げて強盗犯に
万引きを繰り返していた僕は、逮捕当時もいつものように万引きをしました。もうその時には、万引きが当然の日常になっていました。
いつもと違ったことは、その日捕まってしまったということです。
万引きが見つかり声を掛けられた僕は「逃げなければ」と咄嗟に店長の手を振りほどいて走り出し逃げました。「捕まえろ!」という店長の声、僕は必死に抵抗しながらも数に負けあっけなく捕まることに。
しばらくして警察が到着し、逮捕されることになります。
万引きだから窃盗犯として捕まるものだとばかり考えていたのですが、僕は店長の手を振りほどき逃げ出したことで強盗犯として逮捕されることになりました。
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