高校生の時に一度逮捕されているけど、今回の逮捕は当時とは状況が違いひどく動揺してしまいました。
「会社をクビになってしまう、どうしよう。」
「もう未成年じゃないから、懲役になるかもしれない。」
腕に手錠をかけられた時、人生終了という文字が脳裏に浮かびました。
高校卒業後は、人並みに真面目に生きてきたつもりです。今後はまともな人生を送ることはできないかもしれない、という恐怖や不安が頭を駆け巡ります。
パトカーの中では警察官の人に色々質問されたはずなのですが、全く記憶に残っていません。
初めての取り調べ
僕は現行犯で私人逮捕(一般人に逮捕されること)だったので、犯行を認めるスタンスでの取り調べでした。こちらが容疑を認めるスタンスだからなのか、取り調べをする刑事さんもテレビで見るような厳しい態度ではなく穏やかに話を聞いてくれました。
取調室には刑事さんとパソコンで調書作りをする方(新人警察官?)の二人と僕。淡々と受け答えをして調書を作る事5時間ほど。
言い訳のできない状態での逮捕だったので、大人しく調書に署名をして逮捕初日の取り調べは終わりました。
これで僕も前科者の仲間入りだ、という思い。
もう普通の人生は歩めないんだ、という後悔の念。
かなり気分が落ち込んでいたことを今でも覚えています。
留置場生活開始
取調室から出て色んな角度で撮影され後、警察署の二階にある留置場に向かいます。腕には手錠をかけられ、腰には腰縄を巻かれ完全に犯罪者、もちろん犯罪を犯したのですが。
身体チェック・所持品の検査
留置場に入る前に身体チェックや所持品の検査を受けます。
身長体重などの基礎的なことに加えて、裸になり体全身を隅々までチェックされます。辱めを受けた気分で思い出したくない過去です。
携帯電話など何を何個持っているかの書類にサインして、持ち込みができないもの(ほとんどの物)を預けます。留置場での規則の説明を受け、これからしばらく過ごすことになる自分の部屋に案内されます。
留置場では、名前を呼ばれません。ここでの僕の名前は〇〇12番(〇〇には警察署名)と呼ばれることとなります。
留置場のトイレ
留置場はテレビで見たようなイメージそのままです。テレビと一番違うところは匂いです。人によってはかなり匂いが強い方がいます。
留置場では部屋の中に和式トイレ(水洗です)が用意されています(仕切りはあります)。トイレの度に部屋中に充満する匂いは収容されている間、ずっと悩まされ続けました。
トイレに関してもう一つ付け加えると音です。おならや排出音がとても恥ずかしいのです。留置場では人生で味わったことが無い屈辱を味わうことになります。
匂いも音も気にならない人は気にならないようですが、僕はそういった匂いや音に過敏に反応してしまうタイプのようです。
また、僕が捕まった時期は冬だったので、寒さも厳しく辛いものでした。
留置場の先輩たち
僕の部屋は3人部屋でした。狭い部屋に3人の男が同居して過ごすことになります。
留置場の先輩方は中々ユニークな人たちでした。勝手にブログに書いてしまうのは、申し訳ないので彼らの話は少し脚色しながら改めて書いてみたいと思います。
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