この体験談は夫が逮捕された体験談を妻の目線で書いたものとなります。
前回の記事では、夫の逮捕後の日常と、孤独と不安に立ち向かう方法についてお話しました。
今回は、夫との初めての刑務所での面会について綴りたいと思います。その日は、私にとって非常に感情が高ぶる瞬間でしたが、夫と再び顔を合わせることができたことは、私たち家族にとって大切な一歩でした。
面会への不安
夫と刑務所で初めて面会する日が近づくにつれ、私は緊張と不安でいっぱいでした。
夫の心境や健康状態が気になる一方で、どのような言葉をかけたらいいのか、どんな表情で会ったらいいのかということも悩みました。
面会当日
面会当日、刑務所に向かう道のりは長く感じました。心臓がドキドキし、手が震えるのを感じながら、面会室へと足を運びました。
面会室に入ると、夫がすでに待っていてくれました。彼の痩せた姿や憔悴した表情を見て、涙がこぼれるのを抑えることができませんでした。
夫との対話
面会が始まると、最初は言葉がうまく出てこないほど緊張していましたが、夫が励ましてくれることで徐々にリラックスすることができました。
夫は、自分の状況や気持ちを正直に話し、私たち家族を心配させていることを謝罪しました。私も夫に対し、家族が変わらず支えていることや、子供たちが元気でいることを伝えました。
子煩悩な夫なので子供たちと会えないことがとても寂しいようでした。子供たちを連れてきたいところなのですが、面会室に子供たちを入れることができるのか?面会室で父親と対面することが今後子どもたちの心理的な成長に問題となるのではないか?などを考慮して最後まで子供たちを連れてくることはありませんでした。
まるでドラマで見るような面会室。子供たちのトラウマになってしまうのではないだろうかという危惧がありました。
励まし合う時間
面会時間は限られていましたが、夫と私は互いに励まし合い、これからも家族として支え合っていくことを確認しました。
また、夫がこれまで抱えていた悩みや苦しみについて話す中で、私たち夫婦の信頼関係を再構築するきっかけとなりました。
最後に
初めての刑務所での面会は、私にとって感情が高ぶる瞬間でしたが、夫と再び顔を合わせることができたことは、私たち家族にとって大切な一歩でした。面会を通じて、夫との絆を深め、家族が変わらず支え合っていくことを再確認することができました。
これからも定期的な面会を続けながら、夫の社会復帰に向けて努力していくことが大切だと感じました。また、面会を通じて得た情報や経験を家族や友人と共有することで、夫の状況を理解し、より一層サポートしていけるようになりました。
次回の記事では、周りの友人や親・親戚とのかかわりについて共有していきたいと思います。どうぞお楽しみに。
夫が逮捕されたことで、私たち家族の人生は大きく変わりましたが、その中で見つけた家族の絆や支え合いの大切さは、今後の人生においても大切な宝物となりました。私たち家族の試練と成長を綴っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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