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【ネタバレ】それでもボクはやってない:痴漢冤罪事件の実話を集めた映画

【ネタバレ】それでもボクはやってない:痴漢冤罪事件の実話を集めた映画
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※この記事はネタバレを多く含みます。

「それでもボクはやってない」は「Shall we ダンス?」「カツベン!」などで有名な周防正行(すお まさゆき)監督・脚本の映画です。周防監督は2002年に調教高等裁判所で逆転無罪判決が出た西部新宿線での痴漢冤罪事件をきっかけに、痴漢冤罪に関心を持ち始めたそうです。

この映画では、日本が抱える司法制度に関する問題点がありありと描かれていて、日本の社会で生きる上で知っておいた方が良いことが描かれています。特定の冤罪事件に焦点を当てた映画ではありませんが、多くの冤罪事件の実話を集めた映画となっているので、とても生々しくそして残酷な結末となっております。

逮捕、留置場、勾留、裁判の経験のある僕は、映画「それでもボクはやってない」はかなり実話に沿った作品だと感心させられました。もし、逮捕される前に観ていたら逮捕後の過ごし方も少しは予習できていたのではないかと思うほど、リアルな映画です。

監督・脚本周防正行
主人公(徹平)加瀬亮
主任弁護人で元裁判官役所広司
徹平の弁護人瀬戸朝香
岸川署警部補(刑事)大森南朋

この映画をおすすめできる人

  • 日本の司法制度を知りたい人
  • 社会の闇や問題に関心のある人
  • 逮捕された時の正しい対処法を知りたい人

この映画をおすすめできない人

  • 社会の現実を知ると辛くなってしまう人
  • ハッピーエンド等の気持ち良いストーリーが好きな人
はると

「それでもボクはやってない」を安く観ることができるのは、以下二つです!2022/12/13更新

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それでもボクはやってない
30日間
目次

それでもボクはやってないのあらすじ

加瀬亮演じる主人公徹平は、就職面接のために満員電車に乗っていたら痴漢をしたとして女子中学生に私人逮捕されるところから物語は始まります。

痴漢をした覚えのない徹平は連れていかれた警察署での取調べでも否認の意志を貫きます。痴漢の罪を認めない徹平に対して大森南朋演じる岸川署警部補の刑事が大声をあげたり脅したりと様々な手段を用いて、徹平から自白の強要を取ろうとします。

これは刑事事件の現場で今なお行われている取調べのやり方で、違法な取調べの一つとして考えられています。痴漢容疑への否認の意志を貫いた徹平は留置場での生活を余儀なくされます。

留置場生活の翌日には、検事調べのために検察庁へ向かいます。その護送車の中で外の世界に目をやり、羨ましそうに眺める徹平の姿は実体験者としてはよくできているなと感心しました。

検事調べでも高圧的な扱いを受け、裁判官から勾留を言い渡されます。留置場のおせっかいな先輩から当番弁護士制度を教えてもらった徹平は弁護士を依頼します。

田中哲司演じる当番弁護士からは「否認することの辛さ、冤罪でも罪を認めて早期に釈放されることが賢いやり方だ」と現実的な助言を受けますが、痴漢冤罪を認めたくない思いの徹平はその助言を断ります。

息子が家に帰らないことを不審に感じた母親と徹平の友人が刑事事件に強い弁護士を見つけて派遣してくれます。その人物が役所広司演じる人権派弁護士だったことが幸いして積極的に冤罪事件の解決に向けて母親と友人が動き出します。

不起訴を勝ち取るために弁護士は動いてくれたのですが、残念ながら起訴されることになります。日本は起訴された場合99%近く有罪となる事実を告げられ落胆する徹平。

起訴されてから保釈され久々に自由の身となります。とはいってもこれから裁判で無罪を争った戦いを続けます。弁護士、支援者、母親、友人など周囲の協力の元、当時の現場の再現VTR作りや無罪を証言してくれる女性を見つけるために奔走します。

順調に進んでいくかと思いきや、裁判官の中では珍しく無罪判決を出した経験のある裁判官が違う裁判官に交代します。徹平にとっては良くない流れですが、最後の最後まで無罪を主張して戦います。

できる限りのことをして判決の日を迎えます。結末は、懲役3カ月の有罪判決。とても悲しい結末ですが、これが日本の司法の現実です。

最後に徹平の独白と「控訴します」の一言で映画は幕を閉じます。

それでもボクはやってないから見る日本の司法制度が抱える問題点

「それでもボクはやってない」はかなり日本の司法制度が抱える闇を問題提起する映画としてみると非常に面白く観ることができます。映画の中で紹介されている問題点は以下のようなものです。※一部抜粋

違法な取調べ

取調べをする刑事は毎日大勢の犯罪者を相手に仕事をしています。犯罪を犯すタイプの人間は噓を平気でつくタイプが多いのは事実なのです。そのため刑事は絶対に騙されないという態度で被疑者に対して対応します。

手段は様々ですが、大声をあげて威嚇したり、罪を認めればすぐに出してやるとそそのかしたりして、自白の強要を迫ります。自白を調書に取ることができれば、起訴や裁判の際に警察に有利に事を運ぶことができるのです。

逮捕などという出来事は一般人からするとそうそうあることではありません。なので、知識のない被疑者は調書に気楽に署名をしてしまいます。実際に起きた違法な取調べの音声がYouTubeにアップされているので紹介します。

「それでもボクはやってない」は2007年に制作された映画ですが、上記の映像は2015年の報道です。今もなお同様の取調べは行われている現実があります。

人質司法

逮捕されると身柄を拘束されます。法律上はその拘束期間に関しては定めがあります。勾留期間は最大20日となっていますが、被疑者が容疑を否認している場合は勾留期間は延長され続けます。実質無制限の延長があるのが日本の司法の慣例となっています。

長期期間身柄を拘束された被疑者は、厳しい取調べが続く環境で自由を制限され心身ともに衰弱してしまいます。「この状態が続くのならば嘘をついてでも罪を認めた方が良い」という気持ちになってしまう可能性があります。

本来真実を追求するべき捜査機関には冤罪を生み出しやすい人質司法という悪しき慣例が今なお続いています。

99%有罪

日本では起訴された事件の99%は有罪となると映画の中では紹介されています。

令和2年の司法統計年報概要版(総務省資料)では、全国の地方裁判所の令和2年の裁判結果がまとめられています。その中では有罪45,686件に対して無罪72件と書かれています。

起訴後の有罪率は99.9984%となります。一度起訴されるとほぼ有罪となる日本司法界の闇が垣間見れる映画となっています。

冤罪事件の数々

日本では数多くの冤罪事件が起きています。上記で紹介した悪しき司法制度の慣例が招いた悲劇なのかどうか、真実はわかりませんが。公安には隠ぺい体質があるように僕は感じています。冤罪事件の可能性があってもそれは隠ぺいされてしまう。

冤罪事件が発覚するとその事実を広く知って欲しいと書籍になることが多いです。以下は主だった実話を元にした冤罪事件のドキュメント本です。興味のある方は是非ご覧ください。

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それでもボクはやってないのまとめ

とても生々しく、そして多くの日本人に一度は観て欲しい社会派映画でした。

主人公は有罪という悲しい結末となる最後まで観ていて辛い映画なのですが、観て損はありません。主人公は無実の罪で逮捕されます、逮捕は誰の身にも起きます。その時に正しい行動・証言をすることができないと不利になります。

ぜひ、逮捕される前に観てください。本当におすすめできる映画なので。

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